ホイールバランスのお話♪②静的アンバランスと動的アンバランス
こんにちは♪(^_^)/
神奈川県大和市のタイヤ交換専門店 タイヤフェスタ・ピットスタッフの小松です。
今日も笑顔で営業しております。
交換予約、お待ちしてます♪
ホイールバランス調整のお話の続きです!
今日はちょっとだけ専門的なお話を・・
バランス調整されていないタイヤ&ホイールは、2つの種類の『ブレ』を引き起こします。
①縦ブレ→静的アンバランス(スタティック)
②横ブレ→動的アンバランス(ダイナミック)
縦ブレは縦方向の、横ブレは横方向のブレのことですが、
具体的に言うと・・・
自転車(自動車じゃなくてチャリンコね♪)の様な細~いタイヤって、
縦方向のブレは生じますが横ブレはほとんどありません。
自転車のタイヤや細目のオートバイタイヤのバランス調整をする場合は、
タイヤがホイールに付いている状態でゆっくり回転させると
1番重い場所が下にきて静止しますから、
反対側(対角側)に適度なオモリを付けてあげるとバランス調整出来ます♪
それは、ズバリ!タイヤが細いから♪(^_^)/
それに対して幅のある自動車用タイヤの場合は、縦ブレと横ブレ両方が生じます。
タイヤの幅が太くなればなるほど、横ブレの発生が大きくなります。
自動車用タイヤでのバランス調整は、
ホイールバランサーという機械が縦ブレと横ブレの両方を検知して、
その両方を打ち消す場所にオモリを付けることでアンバランスを解消します♪
前回も書きましたが、実際にホイールバランサーで測定してくっつけるオモリの平均はおよそ20g
それを、ホイールの縁(リム)や裏側に取り付けて調整しますが、これは何故か?
オモリはタイヤにはくっつけられないですもんね(^_^;) チャンチャン♪
と言うのは冗談でして、真面目な話、タイヤ側のアンバランス(1番外側)を調整する為に
内側のホイールにオモリを付けるのは利に叶ったやり方!
なぜならホイール中心側に付けるオモリは少ない量(20g~40g)で済みます♪
その際実際にタイヤ側で生じているアンバランスは100gとも200gとも言われているので、
とてもそんなにたくさんのオモリは付けられないですものね。
厄介なのが、自動車用タイヤで発生するこの『横ブレ』。
実は車のタイヤ特有の現象なんです。
★タイヤとホイールの断面図で説明します。
まず自動車用のホイールは、ハブとの取り付け面がホイールの中心ではなく、
たいていの場合中心線よりも外側に位置します。(インセット量)
これがタイヤ特有の横ブレを引き起こす要因にもなっています。
図の様に、タイヤの右上と左下にそれぞれ100g重い場所があったとします。
タイヤが回転するとそれぞれの重い部分が遠心力で外に向かおうとするのですが、
その影響で上側も下側も、ホイールの取り付け面を支点にしてタイヤをひねろうとする力が働きます。
その力の方向は同じベクトル①
★タイヤが半回転すると、このベクトル方向は②になり、逆向きになります。
また半回転すると③→④の様に力の方向が交互に替わるため、結果横ブレを引き起こします。
※実際にはタイヤは常に回転しているので、
360°いろんな位置でいろんな方向に力が加わっていると想像してください!
こんな風に、バランスが良くないタイヤはタイヤ&ホイール全体をブルブルと揺らそうとするので、
車両にいろんな悪影響を与えてしまうんですね(>_<)
次回はその悪影響についてお話しします。
小松でした。
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