こんにちは(^_^)/
神奈川県大和市のタイヤ交換専門店 タイヤフェスタ ピットスタッフの小松です。
前回は、エアバルブの交換作業について料金や内容・種類があることをお話ししました!
では・・・エアバルブを交換しないとどうなってしまうのか?
を今日はお話しします。
※大多数の方が使っている【ゴムバルブ】についてをお話しします。
まず、このゴムバルブ、厳密に言うと外側がゴム・内側が金属の筒の二重構造!
ホイールにどの様に装着されているか?というと、外側ゴムのクビレ部分がホイールの穴にちょうど『ハマッて』いるだけ。
★取り付けはホイール穴の裏側からゴムバルブを通してあげて、表側から専用工具で『スポッ!』っと引き上げてあげます。
穴にクビレが引っ掛かって、中にも外にも動かない~。
サンタクロースさん、煙突が小さくて体がハマっちゃったよ~(>_<)な状態(笑)
なので、バルブを固定しているのは実際はゴムバルブの形とゴムの弾力と、若干タイヤの中のエア圧。
そして穴とゴムバルブとの隙間を塞いでいるのもゴムの密閉性のおかげ。
だから、そのゴムが劣化すると
①取り付け部分がユルくなる
②密閉性が損なわれるからエアが漏れる・・・になってしまうんです。
劣化したゴムバルブは実際にはどうなるか?
たいていは根元のホイール中心側に亀裂がはいります。
これは小さくて軽い部品のゴムバルブも、ホイールが回転する遠心力で外方向へ引っ張られ、
ホイールの回転が止まるともとに戻る→引っ張られる→戻るの首振り運動をするからなんです。
一般的に、時速100km/hで走っている時のゴムバルブは、約60kg.Nm
(単位が間違っていたらすみません)
およそ大人1人がゴムバルブにぶら下がっているほどの遠心力が働くらしいです。遠心力ってスゴいですよね~(>_<)
なので、ゴムバルブからのエア漏れは通常の市街地走行の時にはかろうじて起きません。
遠心力が小さいから・・・
でも、いざ高速道路に乗って時速100km/h出しちゃうと、
亀裂や裂け目が広がってエアが漏れ出します。
最悪はゴムバルブが根元から裂けて吹き飛んでしまい、内圧が一気にゼロに!
高速走行でこんなことになったら確実に事故になります!!
だから・・・劣化したゴムバルブを時限爆弾💀にしない為にも、タイヤ交換と一緒にゴムバルブも交換しましょう。
余談・・・
小松は約20年前にこの『ゴムバルブ』のせいで友人を1人亡くしてます。
あるショップさんが友人のタイヤ交換の時にゴムバルブを交換してくれなかった為、高速道路で単独事故を起こして・・・
ショップからは『交換しましょうか?』のアドバイスや確認は無かったようで、今でも悔やまれます・・・。
運転する全てのドライバーの命を握っているのは、実はこんな小さな部品だという事実、覚えておいてくださいね。
ではまた、小松でした。
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